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クロマチック・ハーモニカ

クロマチック・ハーモニカ

 我が家のニューフェース、クロマチック・ハーモニカ。ボディーは小さいが、夢は一杯。
 さて、管楽器や、せいぜい鍵盤や弦をかじったものとして、クロマチック・ハーモニカでの最初の衝撃は、その機構上、「♭の世界が無い」ことである。脇に付いてるレバーを押すと、半音上げることが出来るが、半音下げる仕掛けが楽器側には無い。
 一つの穴で、①吹く ②吸う ③レバー押して半音上げて吹く ④レバー押して半音上げて吸う の4種類を出し分けるが、例えば頻繁に使用する「シ♭」を出すには、これを「ラ#」と考え直して演奏せねばならぬのだ。ほんでもって、このケースでは、シの穴と、ラの穴は違うので、口を左に1個移動が必要だ。
 一つの穴で、吹/吸、レバー押しの無/有、つまり2×2=4通りの音が出る。しかし、1オクターブ(=12音)を(算術的に最低必要な3つでなく)4つの穴でカヴァーしている。 …ということは、どこかで同じ音が4つダブっているわけになる。

 第1穴:ド・ド#・レ・レ#
 第2穴:ミ・ミ#ファ・ファ#
 第3穴:ソ・ソ#・ラ・ラ#
 第4穴:シ・シ#ド#

 第5穴:ド#・レ・レ#
 (以下同様)
 クロマチック
 ダブりの犯人 (^^ゞ が潜むのは、
 第2穴のミ#とファ、第4穴のシ#とド、第4穴と5穴両方にあるド、同じくド# の4つ。
 尤も、これらが音楽的に「良い意味での」替えポジションとしても使えるわけだ。

 (教則本には書いてないことだが)ここで、もし、ここで、1オクターブ(=12音)を3つの穴でカヴァーし、ダブり無しでコンパクトな機材を作ったら? と考えてみたが、 …まず売れないでしょうね。 だって、第1穴 ド~レ#、第2穴 ミ~ソ、 ここまでは良いとしても、第3穴 ソ#~シ になってしまい、ソ#から始まるなんてのは、凡そ音楽的に気味が悪く、旋律ならぬ戦慄が走る (^^ゞ ことでしょう。

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